先日投稿したFSx for Windowsの共有フォルダ作成方法を書きます。
FSx for Windowsは、デフォルトでshareフォルダのみ作成、共有がされています。
shareフォルダだけを使うのであれば、特に新規で共有フォルダを作成する必要はありませんが、ほとんどの方がshareフォルダを使わずに既存のファイルサーバと同じ共有名のフォルダが必要になると思います。
FSxの共有フォルダを作る場合には本記事を参考にしてください。
FSxのデプロイ方法は下記記事で紹介してます。
[nlink url=”https://www.ikura-oisii.com/?p=237″]前提条件
共有フォルダを作成するにあたって、以下の条件に該当したクライアントが必要です。
・WindowsOS
・FSxと同じドメインに参加済み
・Domain Adminsのアカウントでログイン
・10.0.0.0–10.255.255.255/172.16.0.0–172.31.255.255/192.168.0.0–192.168.255.255の範囲内のIPアドレスが設定済み
特に複雑な条件ではありませんが、FSxと同じVPCにEC2をデプロイするのが一番トラブルが無くていいかもしれません。
NWの条件などがあるのでオンプレミスのサーバからだと操作できない場合があります。
FSx for Windowsの共有フォルダ作成方法
あらかじめ共有を行うフォルダを新規作成します。
¥¥FSX名¥D$でアクセスし、フォルダを新規作成しておいてください。
shareフォルダが不要な場合は、削除しておいてください。
WindowsOSのコンピュータを右クリックして「管理(Win7/Win10など)」か、サーバマネージャの「ツール」から「コンピュータの管理」を選択してください。
コンピュータの管理を右クリックして「別のコンピュータへ接続」を選択します。
FSxのホスト名(共有フォルダアクセス名)を入力します。
AWSで設定したFSx名ではありませんのでご注意ください。
接続が出来ましたら「システムツール」を展開してください。
警告が表示される場合がございますが、無視してOKを選択してください。
「共有フォルダー」を展開し、「共有」を選択、右側のウィンドウが表示されますので、空白部分で右クリックして「新しい共有」を選択してください。
ウィザードが表示されますので次へ。
フォルダパスを選択する画面が表示されますので、「参照」を選択します。
作成済みのフォルダを選択します。
共有名などを設定します。
共有のアクセス権を設定します。フォルダのセキュリティ権限では無いのでご注意を。
以下表示で完了です。
FSxにアクセスするとちゃんと共有されていることが確認出来ます。
フォルダのセキュリティ権限を編集する場合は、Dドライブの権限を継承しているので、「継承の無効化」を選択してください。
最後に
FSxの共有フォルダ作成は、FSxのWindowsOS部分を操作ができないので操作クライアントが必要ですが、NetAppなどのvFilerなどと同じような使用感だと思います。
またアクセス名の変更なども合わせて記事にしたいと思います。
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