待望の新機能が本日発表されました!
FSx for Windowsでストレージの拡張、スループットの容量変更が気軽に行えます!
早速試してみましたが、ストレージの拡張はオンライン、無停止で行えましたが、スループット容量の変更は増減、低減どちらもSingle-AZならダウンタイムが発生し、Multi-AZの場合はフェイルオーバーが発生します。
既存のFSxは拡張に対応しておらず、新規構築したFSxのみ機能が使えるとのことです。
公式ブログで発表がありましたので詳しくは下記記事を御覧ください。
Amazon FSx for Windows File Server – Storage Size and Throughput Capacity Scaling
FSxの構築エントリは以下の記事からご確認いただけます。
[nlink url=”https://www.ikura-oisii.com/?p=237″]上記記事を記載時から様々なアップデートが行われておりました。
ストレージ拡張などを試すために新たにFSxを立ち上げましたが、Multi-AZの指定やHDDの指定、SSDの最低容量が変更になっているなど、ユーザの要望に答えたアップデートがされています。
冗長構成はWindowsのDFS機能で冗長化する必要がありましたがMulti-AZ対応になったので簡単に冗長構成が組めるようになりました。
また、SSDは最低容量が300GB→32GBになったり、HDDが選択可能(最低容量2,000GB)になり大容量を求めるユーザに安価に提供が可能となったようです。
短期間で数多くのアップデートが行われておりますので今後導入も加速すると思います。
色々と要望が多かったのかと思いますが、これだけ迅速にアップデートがされるということはAWSもFSxを積極的に売りたいんだな〜と感じました。
FSx for Windowsのストレージ容量拡張
新規でFSxを構築してストレージの容量拡張を試してみました。
Single-AZ、SSD(32GB)で構築し、拡張を行ってみます。
拡張を行いたいFSxを選択して「Actions」→「Update storage capacity」を選択します。
増やすストレージ容量を%で指定するか、容量で指定をして「Update」を指定してください。
FSxのスループットを8MB/sの場合は容量拡張が出来ませんでした。
先に16MB/sにする必要がありますが、スループットの変更はSingle-AZの場合はダウンタイムが発生します。
Multi-AZだとフェイルオーバーが発生します。
以下の画像が変更前の容量です。
以下画像が拡張後の容量です。
50GBを指定しました。
容量拡張はオンラインで行い、特にサービス断なども発生しませんでした。
時間は30分ほどで完了しましたが、容量や書き込み状況によって大きく左右されそうなのでご参考までに。
FSx for Windowsのキャパシティー変更
こちらもオンラインで変更が可能となっておりました。
しかし、オンラインで変更するとSingle-AZの場合はダウンタイムが発生します。
Multi-AZではフェイルオーバーが発生します。(切替時に瞬断??)
ストレージ容量拡張と同様に「Actions」→「Update throughput capacity」を選択します。
変更後のスループットを選択して「Update」で変更が可能です。
FSxリリース初期の頃はVSSが無いから提案できない状況でしたが、しばらくしてからVSSの実装、値段的な問題もHDDが選択可能になったり、運用面でもMulti-AZの対応、今回の容量拡張がオンラインで可能になったことで導入を躊躇する理由がなくなったのでは無いかと個人的には思います。
更に新機能が搭載されてパワーアップをしていくFSxが今後も楽しみです。